なぜ建設業の採用単価は高いの?

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採用単価を下げる戦略について考える

建設業界も「少子高齢化」や「2024年問題(残業規制)」の影響を受け、全産業の中でも採用難易度が高く、2026年現在、建設業における一人あたりの採用単価(採用コスト)は、新卒・中途ともに上昇傾向です。

なぜ建設業の採用単価は高い?

2024年問題による需要増

労働時間の制限により一人あたりの稼働時間が減った分、人数を増やしてカバーしなければならず、求人倍率が高い。

資格の壁

施工管理技士などの国家資格が必須の現場が多く、無資格者の採用が難しいためターゲットが絞られる。

労務単価の上昇

国土交通省が発表した2025年3月からの公共工事設計労務単価は、前年度比6.0%引き上げられ13年連続の上昇。採用市場での年収提示額も底上げされている。

若手人材の確保競争

若年層の建設業離れを防ぐため、採用ブランディングやSNS広告、動画制作などの初期投資を強化する企業が増える。

採用単価の相場(2025年~2026年実績と予測)

新卒採用

業種別平均は約69.4万円。2025年卒・2026年卒の調査では、採用活動の長期化やツール導入により90万円~110万円程度まで高騰するケースも。

中途採用

全業種平均は約103.3万円。建設業、特に施工管理技士などの有資格者の場合は、人材紹介会社への手数料(理論年収の30~40%)が発生するため、150万円~200万円以上に達することも。

施工管理(1級・2級)

最も不足している職種。特に1級保持者は他社との奪い合いになり、紹介会社経由での採用がメインとなるため高額な成功報酬が発生。

設計・積算・技術職

在宅ワークを希望する層と、現場を重視する企業のミスマッチが起きやすく、条件調整に時間がかかるためコストが上がりやすい。

現場職(職人・多能工)

SNSや知人紹介での採用が比較的有効な層。求人広告では反応が鈍く、ターゲット層にリーチするための広告費がかさむ傾向に。

採用手法別の費用相場

紹介会社(エージェント)

施工管理などの有資格者の場合、150万~250万円になることも。

求人広告(求人媒体)

掲載費を払う形式。応募がゼロでも費用が発生するリスクがある。

ダイレクトリクルーティング

スカウト媒体の利用料+成功報酬。攻めの採用が可能。

リファラル採用(社員紹介)

紹介報酬金(インセンティブ)。最も安価でミスマッチも少ない手法。

ハローワーク

基本無料。若手や有資格者の確保は非常に難しい。